2015年11月29日

若手?視点の美術話B

若手視点美術話3.JPG

若手?視点の美術話B 「具象絵画の市場T」


私の絵のジャンルは一般的に「写実」「リアリズム」という分類になるため、市場についての考察も自然とそのジャンルに偏るかと思います。
抽象絵画の市場については、記事にまとめられるほど詳しくないので割愛させてもらいます。

先の記事で「多作」の「具象」作家に相性の良い市場は、デパートに広く顔の効く「企画画廊」と書きました。
デパートは全国にかなりの数ありますので、多くの絵を効率よく回すことができます。

東京のデパートで個展をして30点出品した内、仮に半分の15点売れて残り15点売れ残ったとしても、その数か月後に大阪のデパートで新作15点+先の残り15点の計30点で個展を開くことができます。
その展示での売れ残りをまた別の地方のデパートで、、、、、(繰り返し)というように循環していけば効率よく売ることが出来ます。

間に入っている「企画画廊」の取引しているデパートの数が多いほど無駄なくそのローテーションが出来ます。

「企画画廊」が間に入ることで単独で「デパート」で取引している場合よりも手広く宣伝してくれたり、常に絵を動かしてくれるという強みもあります。

ただその方法で売る場合は「作家」「企画画廊」「デパート」の3者で売り上げを3分割するので、1点売約あたりの「作家」の懐に入ってくるお金はけして多くはないですが、そこは数を売ることで補填出来ると思います。

デパートに顔の効く「企画画廊」とそうでない「企画画廊」の見分け方は正直、普通の人では分かりませんが、取引作家の顔ぶれで判断するか画商さんのブログや記事などに載っている場合もあります。

長く作家をやっている方や、展示巡りをよくされているコレクターさんに教えてもらうのも良いかもしれません。


長くなってしまいましたので今回はこれまでとしまして、次回は「寡作」+「具象」作家の市場についてお話ができればと思います。
posted by yasutomo,oka at 11:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月28日

若手?視点の美術話A

若手視点美術話2.JPG

若手?視点の美術話A「作家の特性」

前回は美術市場について簡単に紹介しましたが、今回は作家の特性別に相性の良い市場をご紹介したいと思います。

作家の特性って何?と思うかもしれませんが作家のタイプ別に簡単なカテゴリーに分けてみますと「多作」or「寡作」+「具象」or「抽象」という分類の組み合わせに分けられます。
年間40作以上製作できるなら「多作」だと思います、それ作未満なら「寡作」かな。

写実絵画やイラストレーション的な2次元作品など技巧系の作風は「具象」に入ります。
パウル・クレーやカンディンスキーのような現実の概念にとらわれない作風は「抽象」といわれています。

僕の作風は写実で去年度の製作点数は40未満なので「寡作」+「具象」にカテゴライズされます。

○「多作」+「具象」の作家に相性の良い市場は「企画画廊」「デパート」
 ※強いて言えば幅広いデパートに顔の効く「企画画廊」

○「寡作」+「具象」の場合は「企画画廊」「貸画廊」

●「多作」+「抽象」の場合は「老舗の企画画廊」「デパート」
 ※「老舗に企画画廊」は画廊自体にネームバリューがあり作品に付加価値を付けることが出来ます。

●「寡作」+「抽象」の場合も「老舗の企画画廊」 「デパート」


今回は簡単にではありますがマッチングしたところで終わりにしたいと思います。
次回は上記○の「具象」のカテゴリーのマッチングについて、どうしてそうなるのか詳しくお話できればと思います。
posted by yasutomo,oka at 17:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月26日

「若手?視点の美術話@」

若手視点美術話1.JPG

若手?視点の美術業界話@

描いた作品の発表の場、売り方について若手?画家視点での考察の記事を書いてみました。

偏見や思い違いの多々ある内容となっていますので、生暖かい目で拝読して頂ければ幸いです。
美大や美術専門学校では美術市場の仕組みについては教えてくれるわけではないので、卒業後、作品を売って食べていきたい方は自分で調べる必要があります。

作った作品の売り方としての市場は、「貸画廊で売る」「企画画廊で売る」「デパートで売る」「その他」などなどあります。

@「貸画廊で売る」
貸画廊、貸ギャラリーを出品者お金を払い貸りて展示販売する方法。
学生から、カルチャーの生徒さんなど基本的にはどなたでもお金を払えば貸りられるので販売で利益を出すというよりも、展示して見てもらうことに重きを置いている利用者が多いです。
DMの製作、発注、発送、お客さんとの金銭的な取引は全て出品者が行います。
中には、貸賃とは別途に販売手数料(売れた時にマージンを払う)がある「半企画画廊」もあります。
「半企画画廊」は画廊自体に顧客がおり販売や宣伝を手伝ってくれますが、事前に作品の審査がある所が多いです。

A「企画画廊で売る」
企画画廊とは専属の作家のマネジメントから、販売迄の一次流通を手がける画廊です。
作家さんと契約(ただし結構曖昧)して販売、宣伝などをやってくれるので、作家は基本描く作業に集中できます。
契約するには、学生なら卒業展などで声がかかる、一般の方なら公募展などで声がかかるか、自ら売り込みに行く必要があります。
最近だとHPやFacebookなどのソーシャルメディアから声がかかることもあります。

B「デパートで売る」
○越とか高○屋とか○勢丹とか百貨店の6階や8階あたりにある画廊です。
企画画廊よりも一般の方でも入り易いことや「昔からの知人に○越で個展したぜぇ〜!」と鼻高々になれる不思議な売り場です。
海外の市場にはなく、日本独自の美術市場らしいです。
売り込みや、声かけで作家と直接取引することもありますが、企画画廊が間に入って展示販売するのが一般的です。

C「その他」
ヤフオクや企業オークションやネットで呼びかけて売る方法ですが、知名度と技術がともなっていないと難しいので、まず上記の売り方ではじめた方がよいかと思います。


今回は市場の紹介だけですが、次回は作家の特性を踏まえてより具体的に書いていけたらと思います。長々とご拝読ありがとございました。
posted by yasutomo,oka at 08:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月25日

「告知」

15dm.gif

「第10回 リアリズムの世界展」

2週にわたって行われる飯田美術さん恒例のグループ展です。

僕は2週目の11日〜18日に作品を展示致します。

本展示ではいままで一番若手だったのですが、頼もしいさらに若手の方も参加することで自分は中堅っぽい立ち位置になりました。

作品点数はまだ未定ですが、会期が近くなったら在廊日時とともにアップしたいと思いますので宜しくお願いいたします。

画廊HP↓
http://www.iida-b.com/
posted by yasutomo,oka at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月13日

11月

大丈夫、生きてます。

先月の月末は東京にいって展示巡りをしたり、モデルさんにお会いしたりとアクティブに動いていました。
 
友人の山本大貴君や女性の実力派作家の鶴友那さん、期待の若手の大熊さん、美しい線描写の池永先生などの個展がまとめて拝見できて本当に上京してよかったと思う内容でした。

自分の絵の方は、ややスローテンポながら確実に進んでいるので、12月の展示には影響なさそうです。

冬は絵の具の乾きも緩やかになり、寒さで気が引き締まるので製作しやすい環境なので好きですね。

温かいコーヒーが一層美味しく感じるのも良い。



posted by yasutomo,oka at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする